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「神戸医療生活協同組合 神戸協同病院」(以下、神戸協同病院)は、兵庫県神戸市の医療圏に位置する188床(一般病床140床、療養型病床48床)の二次救急指定病院として、地域住民から大きな信頼を得ている中核病院です。「神戸医療生活協同組合」とは、神戸協同病院を中心とし、医科の4診療所(いたやどクリニック、番町診療所、ひまわり診療所、みつわ診療所)、歯科の4診療所(協同歯科、きたすま歯科、いたやど歯科、生協なでしこ歯科)に加え、4つの訪問看護ステーションと連携して、急性期から慢性期まで総合的な医療・介護を提供しています。
神戸協同病院は、1948年に地域住民の出資によって設立された病院です。設立から約半世紀『いつでも誰でも安心してかかれる医療』をめざし、現在では、月間8,000名の外来患者様にご利用頂いております。特に消化器の分野においては、上部内視鏡を年間3,000件、下部内視鏡検査を年間600件の実績があり、年々増加しています。加えて「病気の予防」を支える健診も積極的に行っており、特に「乳がん健診」においては、検査のダブルチェック体制を整え、日本乳癌学会認定施設・マンモグラフィ検診施設画像認定施設として、乳がん健診を年間2,500件の実績を誇り、神戸市長田区・須磨区の中では最も多い件数を実施しています。近年では、病診連携の気軽な相談窓口としての『地域医療室』も開設しています。最新のMRI機器への更新も今年度に実施します。
地域住民の皆様からの幅広いご要望にできる限り応えるべく、予防からリハビリまでのトータルで安心できる環境作りに積極的に取り組んでいます。
神戸協同病院は、医師に限らずコメディカルスタッフも定着率は極めて高く、様々な工夫をしています。例えば、長く働き続ける為に欠かせないのが「協力し合える職場の雰囲気」。総合医局のため、専門ごとの垣根がなく、非常に風通しがよい環境です。入院患者様の8割は高齢者である同院では、合併症をお持ちの患者様も多く、主治医の専門外の知識が必要になる事がありますが、皆で情報を共有する土壌ができており、医局では医師同士が互いに意見を求めたり、日常的に「スタンディングカンファレンス」があちこちで行われています。電子カルテや画像を見ながら皆でデスカッションする事で、その場で整理がつくことも多く、時間の節約にもなり、特に若手医師への診療サポートに大きく役立っています。

私は宮崎医科大学大学出身ですが、地元が兵庫県宝塚市なので、研修先も兵庫県内で探しており、いくつかの病院を見学しました。決め手になったのは、上級医のフォローがしっかりしており、積極的に勉強できる環境が整っている事と、医局の雰囲気がいい事の2点でした。中規模病院ではありますが、バリバリやりたい先生にはどんどん症例を任せ、じっくり進めたい先生にはペースを合わせて仕事の配分をしている教育方針であり、上級医の先生と若手医師の風通しがよく、気さくで話しかけやすい先生ばかりでした。私は消化器外科を専門としていますが、早いうちから多くの手技を身につける為、症例を任せて頂ける環境を望んでいましたので、神戸協同病院の「外部研修制度」を利用して、2年間「愛知県がんセンター」に外部研修させて頂き、神戸協同病院へ戻ってきました。レジデントの間に手術の執刀件数が多くこなせる環境は稀ですから、この「外部研修制度」は、若いうちに多くの経験を積みたい先生にはこの上ない制度だと思います。私の頃は2年でしたが、現在では3年間の外部研修をしている先生もいます。
全くありませんでしたし、私の想像以上にマンツーマンで懇切丁寧に指導して頂ける環境に驚いたくらいです。すぐに手術の執刀もさせてもらえましたし、積極的に学会や勉強会への参加もさせて頂きました。また、当院では高齢の入院患者様が8割を占め、合併症をお持ちの場合、専門外の知識も必要になる訳ですが、コミュニケーションが非常に密で円滑です。その点、電話一本、またはスタンディングカンファレンスで、すぐに専門の先生の指示が仰げますから、的確な診断のスピードが早くなります。
月曜~金曜と隔週の土曜日の出勤の週5,5日勤務です。月曜は朝8時半に出勤し、午前中に病棟管理、お昼休みをはさんで、午後に日帰りでできる小手術をします。15時から医師・検査技師・放射線技師・ナースと術前カンファレンスを行い、16時~19時まで外来を担当しています。火曜・水曜日は午前中に手術をし、午後は術後管理・病棟管理・標本整理、木曜・金曜日は午前中外来、午後は病棟管理をし、17時には帰ります。土曜日は午前中の外来のみです。オンオフがしっかりとつけられる環境で、家族との時間もじっくり持つ事もできます。子供が小さい頃は運動会や学校行事には休暇をもらって参加していましたし、他の先生やスタッフも協力的で、25年間無理なく勤務できています。
「地域医療」に積極的に携わりたい先生、長く無理なく勤務したい先生、若いうちから勉強をしたい先生におすすめの病院です。当院の特徴として、医師それぞれの理想の医療を実現させてくれる環境があります。総合病院では非常に珍しいケースかと思いますが、私が担当した患者様は、手術前から患者様・ご家族と密にコミュニケーションをとり、抗がん剤治療をし、ターミナルケア(看取りの往診)まで私が担当させて頂いています。「地域医療」でしかできない外科医療が実現できています。取り組むにあたっては、ターミナルケアの勉強も必要ですし、何よりコメディカルの協力も必要ですが、皆快く協力してくれる風土があります。「チーム医療」「地域医療」に興味がある先生、是非私たちと一緒に理想の医療を追求しませんか。
1)神戸市でのご勤務!JRの新長田駅より徒歩7分!ご通勤にも大変便利です!
2)スキルアップのための教育・留学制度が充実しています!
専門医が取得できない科目でも、自分が勉強したい病院を指定して外部研修ができる「外部研修制度」を積極導入。「マンツーマンの指導体制」も整っています。
3)勤務日数、当直有無も柔軟に相談可能!無理なく長く勤務したい先生にお勧めです!
医師が医師らしく、長く働きやすくするために
「医師が医師らしく、長く働く」ために、医師の負担軽減に全力で取り組んでいます。「無理をさせないこと」がポイントです。例えば、勤務時間は基本的に9時~17時、オンオフがつけやすくご家族との時間も無理なく取れている先生ばかりです。夏休みなど1週間の連続休暇も可能です。ご家庭の事情があった場合も、勤務体系を柔軟に対応しますし、お子様がいらっしゃる医師の為の院内保育、当直の免除やワークシェアリングも行っています。また、医療クラーク(外来3名)、医師事務作業補助者研修修了者は6名おり、医師の事務作業を巻き取る事で、医療に専念できる環境を作り出しています。加えて、スキルアップ支援制度にも積極的に取り組んでいます。学会・セミナーへの参加を奨励しており、学会出張の補助も年間20万まで病院負担でバックアップしています。これは、医師が学習する場を積極的に提供する事で、病院全体の医療の質が向上し、地域医療への貢献に繋がるからです。
スキルアップのための教育・留学制度
若手医師の成長には、若いうちに学べる環境が非常に大切です。意欲のある若手医師のスキルアップを、全面的に応援したいと考えています。そのために神戸協同病院では、2点の特徴的な取組みをしています。1点目は、若手医師を中心とした教育の一環として「外部研修制度」が活用されています。例えば、当院では専門医が取得できない科目でも、自分が勉強したい病院を指定して外部研修をし、専門医取得後に戻ってくる事が可能な制度で、実際活用され、大いに腕を磨いていただきたいと思っています。
2点目は、「マンツーマンの指導体制」です。それぞれ成長スピードが違う若手医師にとって、カリキュラム化された指導方法では細かなサポートができません。我々は、型にはめる教育ではなく、独自のカリキュラムを作るようにしています。他の病院と比較してもイキイキと働く若手医師が多いように思いますし、とても好評です。
「全日本民医連」ならではのネットワーク
神戸協同病院は「全日本民主医療機関連合会」に属しています。しかし、誤解されがちな、政治的活動などの制約や強制は全くありません。勤務している先生から「民医連」って何ですかね、と質問があるくらいです。むしろ、阪神大震災の時には心強かった事を覚えています。当院は、震災被害中心部の長田区に位置していますが、長田区で唯一機能していた病院でした。次々と患者様が運ばれてくる状況で、医療物資や食糧、スタッフの応援まで全日本民医連病院のネットワークから支援が多数集まり、地域の皆様へ医療を提供する事が可能になりました。「助けあいの精神」が根付いている風土は、日々の医療提供においても大きなメリットとなっています。