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スムーズなご退職・ご入職
大学医局を退局される理由とは?
大学医局を退局されての転職となる先生方は、ご経験年数が 10年から20年、30代半ば~40代半ばの方が大半です。退局される理由は先生方により異なりますが、主な理由としては
「お子様の成長過程に寄り添える労働環境ではない」というご家族に関すること
「序列型組織でありポジション確立が容易ではない」というキャリア形成に関すること

が挙げられます。
完全なピラミッド構造の大学医局では徐々に職位は少なくなり、先々を考えて転職をご検討される先生、医局内での中核的な立場による負担が多い労働環境に疑問を感じられる先生からのご相談は日々増えております。大学医局を退局されることは大きなご決断かと思いますが、新しい職場環境では新しいコミュニティーが形成され、学会活動などを通してこれまでの関係も維持されている先生は数多くいます。ご就任後に退局されたことをネガティブに捉える声もほとんど伺うことはありませんので、ご安心下さい。
退局する際は事前の心構えを
転職先が決まった先生方でも、医局からの強い引き止めにあわれ、スムーズにご退職準備が進まない先生も少なくありません。退局を伝えられる際は、半端なお申し出をされてしまうと結果的にネガティブな状況になってしまうこともありますので「ご決断された事実」を元に明確に意思表示をされることが重要となります。
これまでの例を見ますと、ご経験10年~20年目の先生方の退局に際しては、ほぼ確実に「再考」する旨のご返答を受けられているようです。退局の話自体をはぐらかされてしまうこともあるようですが、平均的に2回程度の意思表示をされることでご納得を得られているようです。
医局にとっては重要な人材の流出と捉えられることかと思いますので、まずは引き止めにあうことを想定して頂きますと、心構えとして楽になるかと思います。
退局を断念される場合はここに注意!
以前担当させて頂いた、医局関連病院に勤めている50代、准教授のポジションにいらっしゃる先生ですが、ご自身の専門性を活かせない環境に将来性を感じられず、転職をご検討されていました。いくつかの求人をご紹介する中でセンターの立ち上げをお願いしたいという病院があり、転職を決意されました。
しかし退局のお申し出を教授にされると、その場で受理されないばかりか、後日に「退局は認めない」というお手紙が届いたそうです。2回目の退局の意思表示の前に先生は転職を断念され、就任予定の病院に辞退のご連絡を差し上げ、勤務を継続されることとなりました。
ですが新年度の切り替わるひと月前に、急遽教授から退局するように圧力がかかり半ば強制的に辞めざるを得ない状況となってしまいました。
先生からご相談を頂き、すぐに内定辞退をした病院へ再度交渉をしたところ、代わりの方が決まられていないとのことでご就任頂くことができましたが、非常に稀なケースとなります。
仮に現職に留まる場合でも、できる限り状況が確定される段階までは決断を待たれることをお勧めしております。